テーマ別ポイント
<夏のテーマ>
  C夜景
工房 夢楽人
テーマ別ポイントへ戻る
 「夜景」の表現について大きな役割を果たすのが露出です。夜景を撮影する際は被写体の明暗差が極端であることから、露出が過不足になりやすいので、注意が必要です。

 高層ビル群、お店のイルミネーション、展望台からの夜景、走っている自動車のヘッドライトやストップランプの光跡などいろいろな被写体がありますので、何から撮影影しようか迷ってしまいますよね。でも、花火などと違って、一年中取り組めるテーマですので、引き続き追いかけてよい作品を作ってください。

 空の割合が多い構図の場合はマイナス側に、ビルなどの人工物が多く光源の割合が多い構図の場合はプラス側に露出補正するのが目安です。適正露出というのはあくまでも一般的なものであり撮影者によっては、もっと暗いほうが良いとか、もっと明るいほうが良いと色々好みがあるのが普通です。まずは、最初の撮影のときに多目の段階露出を行って撮影データを記録し、自分のカメラの露出計のクセと自分の好みの露出を把握しながら、適宜調整してください。

 注意するべき点としては、第一にカメラブレに気をつけることです。
夜景撮影ではスローシャッターやバルブでの撮影がほとんどで、三脚の使用が絶対条件ですが、ブレの大半の原因は三脚の設置場所や使用方法です。三脚はなるべく重くてしっかりしたものを選びたいもの。もし、軽い三脚しか用意できない場合でも、ストーンバック等の重石をつけることで安定性を増すことができるので試してください。 そして、シャッターを開けている間は、閉じるまでは絶対にカメラに触らないことが鉄則です。また、レリーズなどの取り扱いには早く慣れてください。

  ところで、みなさんのお使いのカメラはミラーアップ機能のついているのでしょうか?ミラーアップ機能のついているカメラをお持ちのかたは機種名を教えてください。

 ちなみに、私のニコマートFTNは36年前のものなので、しっかりとミラーアップ機能が付いています。ミラーの振動が大きいので、この機能がついていないと、さすがにブレるかも知れません。

 テクニック的には、長時間露出での光跡や、多重露出によるダブルフォーカス、露光間ズーミングなどがあります。また、これに加えて、フィルムによる発色の違い、タングステンタイプのフィルムを使用することにより、ブルートーンに仕上げることも可能です。いろいろと試してみてください。

 個人的には高層ビルからの夜景や、横浜みなとみらい21などの近代的な造形物を撮影することが多いです。変わったところでは、夜桜の楽しめる季節に城跡などとのコンビネーションも面白い作品が出来ますよ。

 最後に注意すべき点として挙げました「写り込み」は大丈夫でしたか?これは
泣くに泣けません。是非ともご注意ください。

 装備は、標準ズームと望遠ズーム、三脚、レリーズ、さらにバルブ撮影では思ったよりも電池を消耗するので予備電池は必須です。

 また、黒布(1×1メートルの大きさの黒布に真中にレンズを通す穴を開けた物)&黒布を貼り付けるガムテープ、クロスフィルターなどの各種フィルター、ペンライト、ストップウオッチ、水準器もあると便利ですよ。

なお、撮影の参考データは、「まぐまぐプレミアム」第2号を御参照ください。

夫婦で楽しむ写真教室