
テーマ別ポイント
<夏のテーマ>
B滝

「滝」の表現について大きな役割を果たすのがシャッタースピードです。
高速シャッターから低速シャッターまでを使いこなすことによって、滝の魅力を最大限に引き出してみましょう。
ちなみに、人間の一般的な感覚は1/30秒から1/60秒程度だと言われています。このためシャッタースピードの効果と言っても分かりにくいとは思いますが、高速シャッターから低速シャッターまでを使いこなす(試す)ことによって、滝の魅力を最大限に引き出してみましょう。
とは言っても、高速シャッターから低速シャッターまでを使いこなすのは結構難しいですよね。妻もシャッタースピードのイメージが掴めずに頭を抱えておりました。
でも、写真だからこそ、非日常的な高速シャッターから低速シャッターまでを試すことが出来るのです。これからも存分に試して・楽しんでください。
滝や水の何をどう表現したいのかで、シャッタースピードは変わってきます。
躍動感などを力強く表現したいのであれば高速シャッターで。この時に留意すべき点としては、あまり欲張らずにターゲットだけを画面一杯に捕える事です。あれもこれもと欲張ると、何を表現したいのかがボケてしまいます。
次に、水の軌跡を神秘的な雰囲気で表現したいのならば、低速シャッターとなります。この場合は、水の軌跡を光の筋として捉えるので、画面の構図を考えてボリューム感を出して下さい。
個人的には1/2〜2秒程度の表現が好きですが、1/500秒以上のダイナミックな表現も楽しんでいます。このときのカメラの設定は「絞り優先」で、開放と最小絞りを組み合わせています。高速シャッターを使いたい場合は絞り開放で、低速シャッターの場合は最小絞りにすることにより、その時点での最速及び最低のシャッタースピードの効果を実感出来るはずです。
また、早朝や、晴天の木陰では低速シャッターを切ることが多くなりますが、このような場所では色温度も高くなる為に、フィルム上では水の色が青く表現されます。このことも、幽玄な表現の演出に一役買いますので、お試しください。
晴天の昼間で、低速シャッターを切ることが難しい場合もありますが、ここで役に立つのがNDフィルターです。これで光の量をコントールして下さい。
最後に、風景写真を撮る上で定番となった感のあるPLフィルターについてですが、青空の色を濃くクリアに見せたり、水面の反射や樹木の葉の表面反射及び、濡れた岩のテカリを抑える事が出来るので、是非ともお試しあれ。
なお、撮影の参考データは、「まぐまぐプレミアム」創刊号を御参照下さい。
装備は、三脚、PLフィルター、NDフィルター、レリーズは必須です。
また、雨合羽やゴム靴もあると便利ですよ。